週末、土曜日と日曜日、二日続けて雨が降り続いた。
シトシト。シトシトと降り続く雨。
今まで夕方から雨が降り、一晩中降り続くことは何度かあったけれど、
なぜか決まって、朝方には雨が止んでいた。
そして人々の活動が始まる7時頃には、びっくりするようにカラッと晴れていたことが何度かあった。
だから新入りの私は、
「ラロトンガ島の雨の神様は、通勤・通学をする人々をまるで守っているような雨の降りかた&止み方だ!」と思ったほどである。
だから週末の雨にはびっくりしてしまった。
雲が白くて薄いからか、暗くなることはなく、雨は降り続く。
シトシト。シトシト。
向かいの山には霧がかかって幻想的。
夕方には雷が鳴り始めた。
はるか遠い海に稲光が突き刺さるように幾度となく落ちている光景をぼーっとテラスから眺めていた。
あそこら辺はどこの国で、どんな光景が広がっているんだろうか、と想像を巡らせながら。
服装はもちろんTシャツ一枚の快適な陽気。
翌朝、出勤してくる会社スタッフたちの姿がおかしかった。
長袖、そしてジャケットを着ている人もいる。
そしてなんとマフラーを首に巻いている姿の人も!
そしてみんな鼻をずるずるをすすっている。
風邪のため欠席者2人。
オフィスの大半の人が、週末に降り続いた雨と低い気温で(?!)風邪気味の様子。
私にとってはあたたかなラロトンガの雨は、地元の人にとっては冷たい雨の週末だったようです。