いつもは夕方の閉店直前か、週末に買い物に行くけれど、
今日は初めて、仕事のお昼休みにアヴァルアタウンのスーパーに買い物に出かけた。
会社から自転車で約15分の距離。
右側は空港滑走路、左側は海の一本道。
りんご、人参、玉ねぎ、お米、パスタ、卵、、、
考えてみたら、スーパーで買うものはすべてクック諸島へ輸入されたもの。
地元で採れるローカルの野菜、果物は土曜日のマーケットで買うことができる。
”合計金額は75ドル40セント”
と、レジ担当の20代の若い女性が私に告げる。
50ドル札を2枚
5ドルコインを1枚
20セントコインを2枚
合計105ドル40セント
を手渡し、レジ横でマイバックに食品を詰めていた。
女性がレジを前にちょっと戸惑っていた。
どうやら、コインを渡されたことに気づかず、100ドルもらったということでレジに入力してしまったようだ。
レジの入力の取り消しに戸惑っているのか、データの修正方法に慣れていないのか、、、
とちょっと見守っていたら、
どうやら電卓でお釣りの計算をしているようだった。
”おつりは30ドルだよ”
と、伝えたら、うーんという顔をして、
”25ドルじゃないか”
という。
そこに同僚が二人近づいてきて、私が渡したお金を確認し、
レシートで買い物の合計金額を確かめ、
そして電卓でお釣りの計算を始めた。
”おつりは25ドルよね?”
その頃には、新人さんのヘルプをと察してか
さらに2人の同僚が集まり、、、
そして何事が起きたのかと、一番年長らしい女性も加わり
制服を着たお店の女性店員が合計6人レジに集まって
一生懸命に話し合い、説明し合い、おつりの確かめ計算をしていた。
私はその様子を、どうなることやら、と思いながらも呑気に見守っていた。
”おつりは30ドルじゃないかな”
と付け加えた。
店員たちはまだ会議中。
やっと、最年長らしい女性が、
”Yes, 30 dollar is correct”
その一言でようやく決着。
私におつりの30ドルが手渡されて一件落着(笑)
以前、外国人の知人が
「現地の人は本当に計算が苦手だから、仕事をする上で本当に困っているんだ」と語っていたことを思い出した。
ああ、彼が言っていたことはこういうことなのか、と。
私はお釣りが簡単になり、小銭が増えないようにと端数の5.40ドルを渡した。
でも、こいうことをするお客さんはこの島ではめったいにいないのだろう。
そして計算も若干苦手なことも加わり
ちょっとしたお釣りの引き算の計算が
レジ際で大事になってしまいました。
私は暗算も計算も得意な方ではないけれど、
実は、一瞬自分の計算能力が更に劣ってしまったのか、と心配になり、焦ってスマフォで計算の確認もしてしまった。
これからも、南の島のあたたかな楽園で暮らしながらも、
頭は日々使って鍛えていかなければ、と痛感した今日のお昼休みでした。
こんな日は美しい夕日を眺めて過ごして気分すっきり!が一番。
明日も美しい良い日となりますように!