クリスマスから1月末までの長い6週間の夏休みがようやく終わり、
今日1月30日月曜日には、クック諸島の学校の新学年が一斉に始まりました。
今まで、朝の集いの時間に小学校を訪問する機会が幾度とあったけれども、
会が進行している間にもちらほら、いや続々と生徒たちが到着している光景を見て驚いたことがある。
恐らく、6週間の休みの後の初日なんて、
もっと子どもたちの集まりが悪いのではないかなあ、と私は想像してしまう。
”学校からの手紙に、始業ベルは8時きっかりに鳴るから、それまでに子どもたちを登校させるように”と、
学校より確認のメッセージが届いたから親である私もちょっと緊張してしまったわ、と、友人が言っていた。
8時から学校が始まるなら、8時までに登校する、という日本では当たり前の感覚も、
ここクック諸島では両親宛に”8時ちょうど”に学校が始まるから、
と、リマインドが来ることに、思わず微笑んでしまった。
テウキオウ小学校の子供たち
ここ南国のクック諸島では、よく地元の人々も”アイランドタイム”なんて半分冗談、半分本気で口にする。
でも実際そんな風に物事が進んでいる。
バスの運行スケジュール
友だちとの待ち合わせ
打ち合わせが始まるタイミング
壊れたものの修理が完了する日
サービスが始まる日
等々、
恐らく外国から来るツーリストと観光業に関わること以外は
”伸び縮みがフレキシブルなアイランドタイム”で物事が回っている。と、私は感じている。
そんなアイランド風に体内時計も適時に合わせて、
日本の感覚とバランスを取りながら
アイランド生活を送らなければ、
とは、時々自分に言い聞かせている。
さて、小学校の話に戻ります。
クック諸島の初等教育と中等教育である5歳の1年生から15歳の11年生までは、
無償の義務教育となっています。
学期初めはクック諸島の夏である1月始まり、12月中旬に終わる。
その間が4学期に分けられており、4/5月(2週間)、7/8月(2週間)、10月(1週間)と休みがある。
教育現場で利用されている言語は英語。
教科書もニュージーランドのものを利用しているので英語。
近年は自分たちの言語、クック諸島マオリ語を大切にしようと、
教育現場で利用することを推奨している動きがあるようだ。
また、教育省のデータによると、
小学校の義務教育の就学率は離島も含めて100%。
先生と生徒の比率は1 : 17なので、
クック諸島の子どもたちは恵まれた教育環境にあるといえかもしれない。
ラロトンガ島の山々に見守られ、
遥か海から吹いてくる潮風を感じながら学ぶ
元気いっぱいの子どもたちの声が聞こえてきます。
マタヴェラ小学校