山を彩るオレンジ色 アフリカンチューリップは冬の訪れの印
- Sakiko
- 2017年8月8日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年2月5日
いつもは緑濃い熱帯雨林のラロトンガの山々ですが、
最近は所々、オレンジ色に華やかに色づいています。
こんな感じです。

目が覚めるような鮮やかなオレンジ。
一体どんな花が咲いているんだろうと近づいてみました。

まさに、眺めているだけでも心がスカッとするような燃えるような鮮やかな花の色なので、日本名は火焔木(かえんぼく)。
英語名はアフリカンチューリップ / African Tulip。
良く見るとチューリップに良く似た花がかたまっているの、分かりますか?
その他の通り、原産地はアフリカとのこと。
樹の下に行くと、
ポトッとたくさんのオレンジの花が落ちていたので、拾ってみました。
やっぱり、チューリップの形をしていましたよ。

花ことばは、「名声」。
緑の山々で自己主張強く咲き誇るオレンジ色の高木。
まさしくそんな木にぴったいな花言葉だなあ、と納得してしまいました。
島の生活で、貴重な綿を提供していたカポック(パンヤノキ)に被害をもたらしていた
コウモリをこのアフリカンチューリップに寄せ付け、
カポックの木を守ろうと、近年ラロトンガ島に持ち込まれて、
すっかり島の冬の定番のオレンジ色光景となりました。
「この花が満開になると、ああ、今年もクック諸島にザトウクジラが来る時期になっただなあ、って感じるよ」
と友人が教えてくれました。
クック諸島の南国生活。
日本の四季のようにははっきりとしていないけれど、
確実にあるクック諸島の季節感。
島の人々も周りの自然を観察しながら、山々と海の恵みを受けながら今日もゆっくり、のんびりアイランドタイムで暮らしています。
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