先週末は、タイミングがちょうどだったこともあり
日本から来ている知人と共に、ラロトンガ空港の滑走路端、ジェットブラストエリア横で待機し、ジェット機を間近に見てきました。
ジェットブラストエリアとは?
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予定離陸時間から30分過ぎでも、
飛行機は一向に動こうともしない、、、
どうしたことか?
気持ちの良い青空。
滑走路すぐそこの海も文句無しの、いつもより更に青く輝いているよう。
そして、環礁に砕ける白とのコントラストが眩しい。
車から降りると、直射日光がジリジリと思ったよりカナリ厳しい。
日向ぼっこというよりは、忍耐ゲームのような暑さなので、立ちながら待つのは正直ツライ。
片隅に生えていた小さな植物の木陰の下にパレオを敷きおしゃべりタイム。
日陰に入った途端、ひんやりと体感温度が下がり、吹く風が涼しくも感じるのは本当に不思議。

「飛行機はもうすぐ飛びますか?」
とアジア人顔の男性に声をかけられる。
「もう45分ぐらい遅れているけれど、
私たちももうすぐ飛ぶと思って待っているところですよ。」
そんな英語の会話を交わし、
お互いに、
「あ、日本人の方ですね?」
と、苦笑い。
クック諸島3度目のリピーターさん。
心地よいコンパクトさ、奥深さ、そして美しい島の自然&人々が気に入ったとのとこ。
嬉しくなりました。
とても稀な光景です!
たまたま日本人4人が空港の滑走路横で集まり
しばらくおしゃべりを楽しみ、ようやく約1時間遅れで離陸する飛行機を見送りました。
都会の暮らしだと、
遅れている飛行機を、出発時間の当てもなく、1時間も呑気に待つかなあ?と、
今振り返ると、すっかりとアイランド化した自分に笑ってしまいます。

一緒に飛行機観戦していた、周りにいた10数名の旅行者たちも立ち去り、一気にがらんとした広場。
そろそろ私たちも帰ろうとしたら、
あれ?
目が釘付けになりました。
っえ?これって夢ではないよね?
いま、私たちってクック諸島にいるよね?
自分たちの目を疑い、みなで笑ってしまいました。

はい、
「北海道大雪山ゆきのみず」
飲みかけのミネラルウォーターのペットボトルがちょこんと置き忘れされていました。
ラベルもしっかり日本語でした。
もちろん、この種類のミネラルウォーターは島のどこのスーパーでは売っていないので、
日本からの旅行者の方がクック諸島にお持ちになり、観光中に置き忘れしてしまったのでしょう。
ここに忘れてあるということは、私たちと同じように飛行機の離着陸を今日見に来ていらっしゃったのかもしれませんね。
ラロトンガ島にはあるはずのないものを
面白い場所とタイミングで見つけてしまい、おもわず記念撮影。
もしかしたら、
忘れたことを気がつき、取りに帰っていらっしゃるかと思い
この日はこのままそっと家に帰りました。

でも、
それから数日、あの「ゆきのみず」のペットポトルの行方が気になってしょうがなく、
実は、その場所に戻ってしまいました(笑)
数日間、まだその日本のミネラルウォーターは
日曜日に私たちが見た場所に、そのまま置かれていました。
ああ、ラロトンガ島ってなんて平和な島なんだろう、
とは思ったものの、まあミネラルウォーターだから誰も気にすることもなく、
(盗むこともなく、ゴミ箱に運んでくれることもなく)
毎日数百人の人に見られていたのかなあ、と。
ということで、
日本人旅行者さんの持ち主さんが引き取りに戻られないと判断し、
このペットポトルは私が持ち帰り、処分させていただきました。
(もし、探していらっしゃる方がいましたらお詫びいたします!)
週末の空港脇でのちょっとした日本人会
そして、日本からの観光客の方が少しずつ、でも着実にクック諸島にいらっしゃっていることを
感じることのでき、嬉しくなったこの頃です。
ちなみに、ラロトンガ島でも
「ペットボトル、瓶、アルミ缶」はリサイクルのため分別回収しているので、
分けてゴミ箱に入れてくださいね。
小さな島のゴミ問題にご協力いただき、ありがとうございます!