いままでクック諸島でも、
東南アジアを旅行した来た時にも様々な異国情緒溢れるトロピカルフルーツを目にし、
食べてきたけれど、
またまた初めて見る果物を見つけてしまいました。
植物ってやはりいろいろありますね。
世界って深いですね。
名前は、スターアップル。
そのまま翻訳すると「星の林檎」。
聞くだけで、かわいい響きですね。
どんなフルーツだと思われますか?
スターフルーツのように、
星の形をしているかなあ?と思ったのですが、不意を打ち、丸の形でした。
上記の写真の
バナナとパッションフルーツ(熟れていないので緑)の間にある、
紫色掛かった、小さい林檎ぐらいの大きさ。
手に取ってみるとずっしりと重い。
ので、しっかりと実が詰まっている感触です。
食べる前に、
やはりドキドキするので、調べてみました。
Wikipediaより
スターアップル(学名Chrysophyllum cainito)
中央アメリカや西インド諸島など熱帯の低地を原産とするアカテツ科の樹木。
急速に成長し、20mの高さに達する。
和名はスイショウガキ。別名カイニット、ホシリンゴ、ミルクアップルなど。果樹として世界中の熱帯で広く栽培されている。
葉は常緑で長さ5-15cmの全縁、楕円形の単葉である。葉序は互生。遠くから見ると葉裏が黄金色に輝いて見える。
花は小さく紫がかった白色で、甘い香りがする。スターアップルは自家受粉が可能である。
果実は濃い紫色のものと緑がかった茶色のものと2種類あり、紫色のものの方が果皮が厚く果肉の水分が少ない。
がくの周りは通常緑色で、果肉を割ると星型の模様が見られる。果皮には蝋が多いため、皮は食べられない。
扁平な種子は明るい茶色で硬い。約7年目から果実ができるようになる。
果実は甘く、冷やしてデザートで食べるととても味が良い。
早速切ってみました。
少し熟れすぎてしまっていたので、分かりにくいですが
黒い種と、透明色の果肉が並び、確かに中は星型になっていました。
中はプルプル。
マンゴスチン、カルタードアップルのような濃厚な、南国の香り高き、甘いトロピカルな味。
紫色と透明の果肉が色も綺麗で、目も楽しみながらあっという間に完食しました。
皮は美味しくないので、
こんな感じに、しっかりと器が残り、、、種が5つ。
この種も真っ黒ではなく、
片側に模様が出来ていて、まるでアートのようで可愛かったです。
このスターアップルのなっている樹がある場所を聞き
早速探しに行ってきました。
ラロトンガ島の南側、リトルポリネシアンリゾート付近のマイレヌイ・ガーデンという、
ちょっとした植物園&カフェにあるとのこと。
結構敷地が広いので、気持ち上を見上げながら散策し、、、、
カフェの近くの大きな樹ということのみがヒント、、、。
ありました!
もう、あまり実はなっていなかったけれど、
カフェの椅子が並ぶガーデン、その中心にある、ひときわ大きな樹がスターアップルの樹でした!
スターアップルの葉で作ったハーブティーは糖尿病や関節リウマチの治療として利用されているとのこと。
また、樹皮の煎じ汁は咳止めに用いられている。
クック諸島、及びポリネシアでは薬草文化が今なお継承されている。
そのアイコン的な存在が、自称ハーバルヒーラー、パさん。
このスターアップルも実を食用とするだけではなく、
葉や樹皮も薬草として古代ポリネシア人たちがずっと利用してきたのかなあ、と考えると
スターアップルを食べ、そして大きく成長した樹を見上げながらポリネシア人たちのロマンと歴史を感じる1日でした。