日本はゴールデンウイーク中。
ラロトンガ空港でも、国際便の到着と出発に合わせて、
日本人観光客の姿が気持ちいつもより多く見受けられるなあと感じています。
さて、5月1日。
メーデー。
”労働者の日” International Labor's Day って国際的な祝日だと思っていたのに、クック諸島では祝日ではありませんでした。
「できるだけ働きたくない」
「どうしたら少しでも長い間休めるか」
を、常に頭に置き暮らしているのかなあと感じるクック諸島の人々。
なので、労働者が労働のための権利を獲得するための運動の日として知られる「メーデー」は不必要?
だってもうみんな既に最高のコンディションが与えられているから、、、。
「仕事は遅刻し、ランチ休憩を少し長めに取り、定時にきっかりに帰宅する」
島のすべての人が、みなそうとは言いませんが、
多くの人がこのような基本ポリシーで、椰子の木の下でのんびりと暮らしています。
そこで、メーデーについて少し調べてみました。
メーデーは、国連も定めた国際祝日で、
社会主義国、旧ソ連・東欧諸国、そしてアフリカ諸国、確かに世界の多くの国で祝われている現状の中、
日本では4月29日がみどりの日で祝日となっていることから、5月1日はメーデーで祝うことに渋りがあったという歴史があるとのこと。
イギリス、オランダ、スイス、デンマーク、インドなどでもメーデーを祝わず、
5月1日ではなく、他の日を労働者の日(ラーバーデー)と設定しているアメリカ・カナダ(9月の第一月曜日)、
ニュージーランド(10月の第4月曜日)もあるとのことでした。
労働者の権利を確認する日、メーデーも世界各国、いろいろな認識、祝い方があるんだなあと改めて感じました。
そんな中、お隣のタヒチは、5月1日はメーデーでしっかり祝日となっているという情報をゲットしました。
お隣タヒチのパペーテ空港では、ストライキが起こったり、というニュースはわりと頻繁に耳にしますが、
ここクック諸島はそんな話とは無縁ののんびりアイランド暮らし。
同じポリネシアマオリ民族、兄弟&親族同士と良く例えられますが
フランスの影響のあるタヒチ。
大型の国際チェーンのホテルが立ち並ぶ観光立国。
そしてイギリスとニュージーランド下のクック諸島。
地元資本の小さなブティックホテル、そして家族経営の別荘が点在する、素朴な島。
1,000km離れたおとなり同士の国々は国の成り立ち、そして
人々の心の中共に、大きく異なっているのかもしれませんね。