日本の草の根無償資金による、ミティアロ島の貯水タンクの支援が、確定し、署名式が行われました。
援助金額は、115,500 NZD。約860万円です。
人口約200人未満の小さな島、ミティアロ島。
横に6.4kmほどの平たい島。
島には小学校が1校。
観光客の訪問も年間500名あまりに留まる、昔ながらの南の島の暮らしが残るのどかな島です。
島の内陸を深い山で覆われ、無数の川が流れ、水が豊かなラロトンガ島と異なり、
一年を通して水の確保が、島の人々の生活にとって課題である島。
そんな島に、2万リットル規模の貯水タンクを10つ建設、また、移動式の貯水タンカー1台の購入がされるとのことです。
ミティアロ島のアリキの一人(酋長)である、Travel Tou Airiki、島のコミュニティーリーダーたちが立ち合い、
署名式は心温まるセレモニーでした。
「私たちの小さな島の人々のことを、日本の政府、人々が思ってくれていることをうれしく思います。
世界のどの地域でも同じように、水は私たちの生活にとってとても大切である、常に直面している問題です。」
セレモニーを始めるに当たり、
島の伝統的な歓迎の印で香り高い葉のネックスが参列者皆にかけられ、
オフィスは一気にクックアイランズの島の雰囲気に包まれました。
「ミティアロ島の人々が、責任を持ってこのプロジェクトを進めます。
そして、このプロジェクトが完成したら、完成式にぜひお越しください。
その時には、クック諸島の伝統的な帆船も再びラロトンガ島に戻っていることでしょう。
ぜひ、帆船に乗って、私たちの島ミティアロ島にお越しいただき、完成式にお越しください」
これは、クック諸島内での22つ目の草の根無償資金のプロジェクトということ。
また、今回行わわた署名式は全部で4つのプロジェクト、合計554,551NZD(約4,100万円)
とても大きな額の支援が届くこと、嬉しく思います。
まだまだクック諸島という国の名前すら聞いたことがない人が多いであろう日本。
クック諸島の人々の中では日本はとても親近感があり、近くに感じている国の一つであると感じています。
日本の人々の心が、ミティアロ島の皆さんに届くことを嬉しく思います。