ラロトンガ島に赴任する前、クック諸島という国の名前すら聞いたこともなかったので、 思わず世界地図を広げて場所を探していたのは5年間前。
コロナウィルスの影響で、今は、日本人観光客は訪れることはできないけれども、
近年、クック諸島を訪問する年間の日本人観光客は約200名から500名。
在住日本人は一桁、直行便なし、大使館なし、JICAオフィスもなし、という日本からは距離的、物理的にも世界で最も遠い国のひとつであることは否めません。
草の根無償資金で建設された小学校、橋、給水タンク、救急車、消防車などがあり
日の丸と from people of Japan (日本の人々からのギフトです)というメッセージが掲げられているため、 島の生活では、日本とクック諸島のつながりを感じる機会が多々あります。
そんな小さな島国で、日本を代表するような心地で日々暮らしてあっという間に5年目。
在ニュージーランド日本大使館の小林大使より「在外公館長表彰」という立派な表彰状を頂きました。
通常であれば、大使が来クックされる際に行われる表彰式。
コロナウィルスの影響で、訪問ができないということで
ニュージーランドのウェリントンにある日本国大使館と繋ぎ、オンラインにて表彰式が行われました。
人生初の立派な表彰状。
びっくりしました。
こんな素晴らしい機会を頂き、ありがとうございました。
クック諸島は、3月上旬より日本人観光客の入国を拒否し、
再度国境オープンの見通しは今のところたっていません。
おそらく2021年内には難しいのではないか、と地元旅行業関係者は見込んでいます。
2020年4月16日に首相がコロナウィルスフリーを宣言し、
幸いにもクック諸島は、いまだに感染者がゼロの国。
マスクやソーシャルディスタンスなどと無関係の、
普通の暮らしをすることができていることに感謝です。
ワクチンが広まり、観光客の皆さんを再びクック諸島にお迎えできる日が来ることを楽しみにしております。
少し恥ずかしい気分ですが、今回は、個人的なご報告でした。
これからも、民間日本大使の心を忘れずに島生活を送っていきたいと思います。
以下、大使館Facebookページより
11月12日、在ニュージーランド日本国大使館において、小林弘裕大使は、ジョン・ウェブ クック諸島名誉総領事及び岡崎左希子氏(トゥラマパシフッィクトラベルグループ勤務)に対し て、在外公館長表彰を授与しました。新型コロナウイルスの影響で、大使がクック諸島に渡航す ることが困難であったため、表彰式はウェブ会議システムを利用してオンライン形式にて行われ ました。ウェブ氏は、2017年4月にクック諸島名誉総領事に就任後、両国の相互理解の促 進、友好関係の増進に大きく貢献されてきました。また、岡崎氏は今般の新型コロナウィルスの 感染拡大のため帰国が困難となった邦人の退避に、多大なるご尽力をいただきました。
Awarding Ceremony of the Ambassador’s Commendation 在外公館長表彰式(クック諸島) On 12 November 2020, Ambassador Kobayashi Hiroyasu awarded the Ambassador’s Commendation to Honorary Consul-General Mr John Webb and Ms Okazaki Sakiko of Turama Pacific Travel Group. Since the Ambassador was unable to travel to Cook Islands due to COVID-19 border restrictions, the award ceremony was held virtually using an online conference tool. Mr Webb has greatly contributed to the promotion of mutual understanding and friendship between the two countries since he was appointed Honorary Consul-General in April 2017. Ms Okazaki made a great effort to repatriate a stranded Japanese tourist during the COVID-19 pandemic.
Comments