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クック諸島離島に届く日本の援助

  • 執筆者の写真: Sakiko
    Sakiko
  • 2021年2月8日
  • 読了時間: 3分

先月、南クック諸島の島々を訪問する機会がありました。

アチウ島、マンガイア島は、コロナ以前でも、 外国からの観光客は年間を通して数えることができるぐらいの数だと思う。

マウケ、ミティアロに関しては、ほぼゼロに近い数だと理解している。


その島々を巡る旅が、現在コロナウィルスの影響で国境を閉じているクック諸島住民で人気がある。

通常はラロトンガ島を起点に、各島へ往復するしかないフライト。

このコロナ禍、島々をフライトで繋ぎ、効率良く地元の人々に旅行で島を巡ってもらい

”旅行したくてたまらない”と言う欲望を満たし、また、離島経済の活性化を、と言う試み。


その旅の報告はまた改めることとして、

まずは、この離島の旅が、私日本人にとって予期せぬことに、

日本政府の草野の無償資金プロジェクトの視察のような旅であったことを報告したい。

いく先々で、日本の国旗マーク、そしてfrom people of Japanと言うサインが目についた。


日本人の一人として嬉しかった。


離島の暮らしには欠かすことのできない水。

飲料水の確保は死活問題。水を貯めるタンクが島の各地に見られたマウケ島。

おしゃれに綺麗に白く塗られ、日の丸が誇らしげに光っていた。


島の小さなクリニック訪問、救急車にも日の丸が。

もちろん、島で唯一の救急車。

これもびっくり。


アチウ島では、荒れる海のためやとタンカーが到着した、と噂が走った。

停泊中のタンカーからバージ船に乗せて物資を運ぶ作業が行われていた。

港では多くの島民が集まり、その様子を見守る。

そこに私たち観光客も加わる。

まるでショーを見るように、この困難&プロの仕事の様子に無言のエールを送りながら、見守った。


っあ、最初は、真っ白のトラックが降ろされる!

クレーンに吊るされて?これって大丈夫???


私たち見物人達は、半分以上が心配する心地。

本当に陸に上がることができるのか?こんなに荒波の中?


無事にトラックが陸に近づき、まずは観客から声援が上がる。

作業をしている人たちの顔は真剣そのもの。

まったく油断ができない状況。


This is from people from Japan!

と、声が上がる。

自然と港に集まっている人々が、私の方を振り向く。


誰もが、この新品のトラックは島のどのお金持ちのものなのだろうか、と思っていたはず。

なんと日本政府の援助で届いた、給水トラックでした。

しっかりと from the people of Japanと言う文字と、日本国旗が輝いていました。


今年は特に雨が少なく、アチウ島でも節水するなどをしていたとのこと。

こんな偶然にも、日本の皆さんの税金が資金源となる草の根無償資金の物資が、最も必要とされる

クック諸島の離島に届く、ハラハラドキドキする作業現場を見ることができて、光栄でした。


様々な人の努力で、このように必死に配達された給水トラック。

アチウ島でこれから末長く、人々の為に利用されることを心より願います。


日本の皆さんにはクック諸島という国は名前すら知らない人が大半な気がするけれど、

クック諸島の人々にとって日本はとても近い、同じ太平洋地域のパートナーの国です。



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