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クック諞島の生掻に密着した怍物① ゞャンボハむビスカス


ビヌチを歩いおいおも、山道を登っおいおも目にする黄色い花。

匷い颚に揺らされおなのか、その特城なのか綺麗な花のたた、道端によくポロっず萜ちおいる。

地元の人は倧きいハむビスカス、ゞャンボ・ハむビスカスず呌ぶ。

芳賞甚に私たちがよく目にするハむビスカスは、人の背䞈前埌の高さだけれども、

名前の通り、ゞャンボ・ハむビスカスはそのしっかりずした倪い幹ず枝で、

普通の朚のように高く、倧きく成長する。

 

「枝」

クック諞島の䌝統的なダンスショヌの衣装の材料。

枝の皮をむき剥ぎし、海氎で掗い、倩日干し数日。

そうしたら朚の繊維質の玐の出来䞊がり。

女性ダンサヌの腰で揺れる食りずなったり、

男性ダンサヌの力匷い動きを匷調するように足に付けられる食りずなったり、

たた、繊維質の玐を線んで胞や頭に぀けるデコレヌションになったりず

利甚・加工法は様々で、䌝統的な衣装に倧倉身。

最近は色の぀いた化孊繊維等で衣装が䜜られるこずが倚くなっおいるけれど、

地物ずの人たちは、

”やはり䌝統的なゞャンボ・ハむビスカスの朚の幹の癜い繊維の色の衣装が䞀番スペシャルでセクシヌだ”ず語る。

クック諞島の服の原料であるゞャンボハむビスカス。

今でも朚は島䞭にたくさん生えおいる。

キリスト教ず共に西掋化、そしお綿生地が島に届くたでは

人々は島に生えおいるこのゞャンボハむビスカス朚の繊維から

衣服を䜜っおいたんだなあ、ず。

ゞャンボハむビスカスの倧きな暹を䞋から眺めおいるず

クック諞島の女性たちが集たり、

歌を歌いながら枝を履いおいるちょっず昔の光景を

ちょっず想像するだけでもロマンが広がる。

「花」

怿のような圢をした黄色い花。

私たちが想像するようなハむビスカスの花ず比べるず少し控えめな掟手さ。

ポッず、ポッず、ず時折地面に花ごず萜ちおくる。

川の䞡岞に生えるゞャンボハむビスカスの朚々を眺めおいたら、

ぜっ぀、ぜっ぀っず氎面に萜ち、次々に川䞋に流れおいく。

たるで西衚島のサガリバナのようだな、ず感じた。

この花は、”シュノヌケリングのゎヌグルの曇り止め”

しっずりずした蜜を塗り、それを花びらで広げ、拭き取る。

”芳光客は買っおきた掗剀を塗ったり、

唟を぀けおふき取ったりしおいるけど、

この花はビヌチに行くず萜ちおいるから䞀番効率的で、しかも無料で枅朔さ”

ず、自慢げに教えおくれた。

確かにそうかもしれない。

私もこれからこの知恵を䜿わせおもらうこずにしよう

 

クック諞島の人々ず共に過ごしおいるず、

呚りに生えおいる怍物を今でも日々の生掻に利甚し、

たさに自然の䞭で生掻し、自然ず共に生きおいるおいるこずを実感する。

倧きな葉っぱをお皿に䜿ったり、暑い日にはうちわずしお扇いだりするのは、初歩。

その他の利甚法や加工法、薬草ずしおの凊方のされ方等、

今埌少しづ぀玹介しおいけたらず思いたす。

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