ニュージランドで大きな地震がありました。
被害に遭われた方のご冥福をお祈りいたします。
クック諸島は地震の影響はないの?大丈夫だった?
と、ご心配のメールをいただきました。
幸いにも、クック諸島では何も影響はありませでした。
ご安心ください。
どうやら、ラロトンガ島は水深の深い所までサンゴ礁が島の周りをぐるっと一周取り囲み、 津波から島を守るような役目をしているようです。
「私たちを災害から守るように、この島は神様が作ったんだよ」
と、ある友人が語っていた。
確かにそうかもしれない。
美しいラグーンと緑の深い山々。
まさに奇跡のような自然環境が
南太平洋のぽつんとした小島に広がる。
よってラロトンガでは、
大きな津波が来ても通常はサンゴ礁に当たり崩れ、
ラグーン内の海面が上がるぐらいの影響に留まるようです。
実は、島を歩いているとTSUNAMIの危険標識を至るとことに見ることができ、
「津波が来たら島の中部の丘や山に登って避難!」と警告を島民に啓蒙しています。
実際に津波の恐れがあるときは、地域のサイレンが鳴り、
警察が「至急避難してください」とアナウンスをして島中を回るようだ。
fingers crossed
これからクック諸島に災害が訪れず、
私たちがそのようなことを実際に経験しないことを願うばかりです。
今日は日曜日。
敬虔なクリスチャンが多いクック諸島では日曜日の午前中は、教会のミサに参列する人々が多いだ。
通常行われる午前中のミサに追加して、本日夕方には町の中心で大きなお祈りの会が行われた。
宗派が関係なく島民が集まり、これから初まるサイクロンシーズンに備えて、
国に被害が及ばないということを皆でお祈りしたよう。
クック諸島は通常はサイクロンの通り道から外れるが、
数年、いや数十年に一度、大きなサイクロンが来るという。
近年の気候変動により、今年はどうなることか、と皆心の底に不安はあるよう。
これだけ海と大地と自然と共に人々は密接に暮らしているから、
新入り者の私にもしっかりとした実感として理解出来る。
ラロトンガの人々の祈りを歌声が天に届きますように。
写真はラロトンガ島の教会