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国勢調査 その2 民族・言語・宗教のアイデンティティー


クック諸島の人々を理解する興味深い質問は続きます、、、

Q. あなたの属する民族は何ですか?

クック諸島マオリ

クック諸島マオリに属する

ニュージーランド系マオリ

ヨーロッパ系のニュージーランド出身

その他

ニュージーランド・ハワイ・イースター島を結ぶ

太平洋のポリネシア大三角に散らばるマオリ系の人々。

ひとまとめに”マオリ”ではなく、アイデンティティーとして

クック諸島のマオリ、ニュージーランド系のマオリと区別していることを知りました。

まだ、私にはそのユニークさの豊かさは気づくことができない。

あと、一年後ぐらいには理解できるようになるのかなあ?

 

Q. あなたが仕事上、及び学校で利用している言語は何ですか?

クック諸島マオリ語

英語

その他の言語(サモア語、フィリピン語、フィジー語等)

私が日々、地元の人々の会話に耳を傾けていると英語で話していることが多い気がする。

学校でも、先生たちが話す言葉は英語。教科書も英語。

子どもたちは私たちが古文を勉強するように、マオリ語を習っているよう。

地元の新聞Cook Islands Timesも本当に一部の記事、広告を除き

そのほぼすべては英語で書かれている。

また、年配の人が話しているときには、時々マオリ語で会話が

行われているけれど、英語がところどころ交じり

気が付いたら英語の会話になっていることも多々ある。

おそらく、生活が西洋化・近代化し、

マオリ語で表現できることが少なくなってきたことが影響しているのかもしれない、とは知人が語っていた。

着実に若者の間ではマオリ語離れが進んでいるよう。

マオリ語は、日本語と基本母音がAEIOUと同じなので、

私たちにとっては発音がしやすく、また聞き取りやすい言語。

私もマオリの文化に溶け込み、敬意を持ち、

可能な限り、日常のしょっとした挨拶はマオリ語を使っている

キアオラナ!

ポッポンギ! おはよう

メイタキ   ありがとう

カキテ    またあとで

若者たちも、See you apopo!というように、英語とマオリ語をミックスさせて使っていたりする。

これがまさに今のクック諸島なのかもしれない。

 

Q. あなたの宗教は何ですか?

クック諸島クリスチャン教会

ローマンカトリック教会 セブンスデー・アドベンチスト教会 末日聖徒イエス・キリスト教会 アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団 カトリック使徒教会

その他、仏教、ヒンドゥー教等

島を巡っていると、道沿いの様々な教会が建っていることに気が付く。

空と海の青、山の緑に映えて美しく佇む教会。

人口1万2千人のラロトンガ島には、全部で16の異なる宗教が登録されているよう。

恥ずかしながら、私は教会を見てその異なる宗派等を見分けることができない。

でも、島の人々は家族が属する教会があり、日曜日のミサにはみんなで心地よいドライブをしながらお祈りに向かう。

一番クック諸島を感じることができるのは、やはりクック諸島クリスチャン教会。

Cook Islands Christian Churchの頭文字をとり、 通称CICC。

運よく、日曜日にクック諸島に滞在している時はぜひ、

ホテル近くのCICC教会を覗いて、

人々のゴスペルの歌声に耳を傾けてみてください。

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