いよいよヴァカ・エイバがはじまりました。
残念ながら時折小雨が降る中、町の中心にあるTrader Jacksの
港付近には続々と出場者が集まってきました。
色とりどりのカヌー。
出場者もお隣のタヒチ、ニュージーランドに加え、
遠くカナダ、シンガポールからもあり和気あいあいとした雰囲気。
12km個人耐久レース
カヌーを担ぎ、海に浮かべ、港から漕ぎ出して出発する姿は、
これから海と波、自分自身と戦ってくるぞ!という意気込みと熱気、
勇ましさのオーラが見ている私たちにも伝わってくる。
がんばって!
リーフ外、一列に並びレーススタート。
港にいる私たちには、カヌーを漕ぐサムライたちが小さな、笹船のように見えた。
早く進むためには、漕ぐ力のみでなく、
うまく海を理解し、波に乗り、進むテクニックが必要とのこと。
男子の部は1:05:57で地元のAndre Tutaka-George君が優勝。
戦いを終えて、港に帰ってくるときには笑顔でした。
地元のカヌーイストたちにとって、
直近の目標は来年、2017年5月にタヒチで開催されるカヌー大会。
でも、目指すは2020年の東京オリンピック出場で、
そのために日々トレーニングをしているのだという。
古代から海をカヌーで渡り、海と共に生きてきたポリネシアの人々。
クック諸島の若者が東京オリンピックで表彰台に立って
クック諸島の名を世界に広めてくれたら嬉しいなあ。