にぎやかな声が聞こえるなあ、と会社横のビーチに出かけたら、
島の各学校の高学年が集まり”スポーツデイ”が開催されていました。
種目は、学校対抗カヌーレース。
輝くラグーンを舞台にしたカヌーレース。
海全体が光り輝き、本当に眩しくて、、、子どもたちも大はしゃぎで本当に楽しそう。
力くらべと団結力試し、そしてやっぱり暑いから海の競技として、やっぱりカヌーはクック諸島では欠かせないスポーツのようです。
こんな美しい島国の環境で育った子どもたち。
いったい何を考えて、どんな夢を描いているのだろうか。
実際には、大学レベルの教育は、
多くの人がニュージーランド、もしくはフィジー等に進学するために島を離れている現実がある。
卒業後、クック諸島に戻ってくる人ももちろんいるけれど、実は多くの割合が戻ってこない。
島には職がない、学んだことを生かせる機会・機関が少ない、などとは言われている。
観光業と真珠の養殖に支えられ、
主だった産業がない小さな島国がそれぞれに抱える問題なのかもしれない。
実は、
クック諸島に住んでいる人口の5倍のクック諸島人が、クック諸島外を拠点に生活している、と言われている。
その定住先は、主にニュージランドとオーストラリア。
反面、島には東南アジア(フィリピン、インドネシアなど)や、他の太平洋諸国(フィジー、トンガなど)から
仕事を求めた人々や家族の移住も多くみられ、
ここクック諸島は海の孤島ながらにかなりインターナショナルな雰囲気だ。
美しい、とっても小さな島だからこそ、ふとした時にちょっと考えてしまう、島の将来でした。
カヌーを漕ぐようにみんなで息を合わせ、団結して進んだら、何でも解決してしまうかも!
クック諸島がんばれ!