2週間余りに渡り、クック諸島の交通事情、様々な移動手段、
自動車、サイクリング、バス、タクシーの利用方法、様々なパターンで紹介してきました。
1周32km
最高時速50km/hr
国に1台もない信号機
この3つの情報からだけでも、南太平洋の小さな島国
のどかなクック諸島の人々の暮らしが、想像できると思います。
信号機がない国。
決して島を走っている車の量が少な過ぎるはずではないのに
信号機がなくても 秩序良く交通が機能している国、クック諸島。
さて、
信号機について ちょっと調べてみました。
日本国内にはなんと、2万機以上もの信号機が日々、いや、毎時毎分機能し、
人と車を交通整備してとのことです。
正確には、警察庁の『都道府県別交通信号機等ストック数』という資料によると、
信号機総数は2017年度末現在、日本全国で207,738機もあるとのことです。
ちょっと想像もできない数ですね。
「幸せの国」と呼ばれている王国ブータンも、信号機がないことで有名ですが、
首都の交通の要である交差点では、
お巡りさんが手旗信号で、車の行き来を忙しく捌いています。
日本の信号機の数は、他の国と比べても、面積の割に多く、もしかしたら密度では世界一ではないか?とも言われているようです。
小さい頃から当たり前の用に日常生活の中にあり、
休むことなく行き交う車と人々を交通整理して大活躍している信号。
青=GO
黄=Wait & be careful
赤=STOP
と、指示をしている機械。
信号にいつの間にかコントロールされている国、日本。
それとは、対照的に、
現在でも自然のまま、あるがままに時間が流れ、
本来の人々の心、譲り合いの精神でランドアバウトが事故なく、機能している国。
そんな普通の日常の風景の中に、クック諸島の素晴らしさを感じることができるのかもしれませんね。