国中がワクワク、ウキウキ、ソワソワしていた
国の一番のだんさーを決める、National Dance of the Year 2017が開催されました。
国立スタジアムもこんなに大賑わい。
空いている席の方が少ないのはもしかしたら初めてかも?
座席数2,000人分。島の人口の1/5を一度に収容できる規模。
もしかしたら、日本の大規模な学校と同じレベルでしょうか(笑)
今年は、男性ダンサー9名、女性ダンサー5名のエントリーがあり、
珍しく男性の出場者が多いため、更に話題になっていたようです。
さて、ダンス演技のすばらしさは、もう表現する必要がないと思います。
こんな見事な舞台、地元の人たちだけで楽しむにはもったいない!
ということで、今年は初の試みで大会の様子がネットを通してライブで世界に向けて発信されていました。
多くのクック諸島にゆかりのある人たちが、ニュージーランドとオーストラリアに住んでいる、ということから
リクエストがあったのかもしれませんが、
それぐらい人々が注目する大会が、ナショナル・ダンス・オブ・ザ・イヤーなのです。
1人演技は2回。
前半は、スロービート。女性は自分の好みの音楽に合わせたダンス+少しの太鼓のリズム。
男性は、ハカのような雰囲気の、大きな声で威勢よく掛け声をかける演技+少しの太鼓のリズムのダンス。
そして、いよいよ後半。
ファーストビート。
1人の持ち時間は35秒。
35秒の早い太鼓のリズムに合わせてのあっという間の熱狂的な演技。
スポットライトが当たる度に、ダンサーたちの手の込み入った素晴らしい衣装にまずは感動し、
そして35秒間、
息を忘れるかのようにそれぞれの踊りに見入っていました。
出場した、すべてのダンサーに拍手を送りたい気持ちのイベントでした。
こんな素晴らしい舞台なので、ぜひ来年には海外のポリネシアンダンスファンのみなさまにもぜひお勧めして、
この舞台を見るための観戦ツアーなんて、いいなあ、と思ってはいます。
これで、クック諸島のダンスは終わりではありません。
7月28日から、これこそ国の最大のダンスの祭典、テ・マエバ・ヌイ2017が予定されています。
ぜひ。