White term = シロアジサシ
ビーチ付近を歩いていると、よく目にする白い鳥。
クック諸島のすっきりと晴れ渡った青空に一層映える、真っ白な美しい鳥。
つがいで飛び、まるで追いかけっこするように遊び飛び回る姿を地上から見上げているだけでも
ああ、なんて楽しそう、と思ってしまう。
来世、生まれ変わるとしたら、私はポリネシアの島のシロアジサシになりたいなぁ
そんなシロアジサシ、勇敢に大海原に漕ぎ出した、古代ポリネシアの人々にとっては大切な道標の鳥だったということです。
シロアジサシは、陸地から150-160km圏内に生息します。
だから、海でシロアジサシを見つけたら、それは「陸が近い」ということを意味します。
朝には島から海の方向へ飛び立つ。
夕方には海から陸の方向に飛び、島に帰ってくる。
そんなシロアジサシの習性を知るポリネシアの人々は、
360度海に囲まれていて、目視で”新たな陸地=島”が確認できなくても、
白い美しい鳥たちが飛ぶ方角を頼りに、自分たちのカヌーをナビゲートする方角を定め、進んでいったとのこと。
自然って本当にうまくできている。
ポリネシアの人々は本当に身の回りの自然をよく観察し、理解していたんだなあ、と。
そんなシロアジサシの秘話を知り、
更にこの美しい鳥が愛おしくなりました。