はい、クック諸島は独立した１つの国家です。
クック諸島に行くツアーを検索すると、
「最新の独立国ニウエとクック諸島を巡る旅」なんて見つかりますね。
一体、世界中にどれだけの国があるんだろうか？と気になり調べてみましたが、
未承認国、地域など色々な見解があるので難しい議論のようです。
ちなみに、
昨年2016年リオデジャネイロオリンピックの参加国・地域数は 206とのこと。
日本人として、日本政府の見解では、
2017年11月現在、世界には196カ国があると理解してることのことです。
それは、
日本政府が承認している国が195カ国、それに日本を加えて合計196カ国、ということです。
その中で、最新に承認されたのが、以下の3カ国。
よって、南太平洋にある小さな２つの島国はまさに最新の独立国なのです。
・ニウエ 2015年5月15日承認
・南スーダン 2011年7月9日承認
・クック諸島 2011年3月25日承認
また、国連に加盟している数は現在193カ国。
196カ国 > 日本が承認している国家数（日本を含む） - 4カ国 > 国連未加盟の4カ国（バチカン市国、コソボ共和国、クック諸島、ニウエ） (+1カ国) > 日本が国家承認していない北朝鮮は加盟
= 193カ国
よって、クック諸島とニウエは195カ国の中でも唯一
・日本政府が承認する独立国
しかし
・国連には加盟していない
という2つの共通点を備え持つ、特別なコンディションの国、ということがお分かりいただけると思います。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/comment/faq/area/country.html
ちなみに、
クック諸島とニウエは新しい独立国という共通点、
プラス、世界でも小さな国、少ない国民の国としても、共にトップ10に挙げられています。
世界の人口の少ない国
順位 国名 人口 1 バチカン 809 2 ニウエ 1,600 3 ツバル 11,100 4 ナウル 13,050 5 クック諸島19,500 6 パラオ 21,500 7 サンマリノ 33,200 8 リヒテンシュタイン 37,670 9 モナコ 38,500 10 マーシャル 53,070
面積の小さい国 順位国名面積（km2） 1 バチカン 0.44 2 モナコ 2 3 ナウル 21 4 ツバル 26 5 サンマリノ 61 6 リヒテンシュタイン160 7 マーシャル 181 8 クック諸島 236 9 ニウエ 260 10セントクリストファー・ネーヴィス 260
国の立地、規模、コンディションとしても
とても似通った国同士ということあ理解いただけたと思います。
ここまでで、
クック諸島はしっかりとした独立国、ということがお分かりいただけたと思います。
なので、世界中の国々を旅してまわっている人たちにとっては時々紛らわしくなるようですが、
オークランドからクック諸島に向かう飛行機は”国際線トランジット/ International Transit”となり、
国の玄関口、ラロトンガ空港に到着の際には「クック諸島の入国スタンプ」が押されます。
心配の種のようですが、クック諸島のスタンプはありますのでご安心くださいね。
最後になりますが、
クック諸島が国として正式に外交関係を結んでいる国々・地域は現在46カ国ということです。（2017年11月現在）
（注：2019年11月現在、55か国に増えました）
2017年11月現在 クック諸島が外交関係を結んでいる国々（46カ国・地域） Chile, Belgium, Bosnia & Herzegovina, Brazil, China, Cuba, Czech Republic, EU, France Germany, The Vatican, India, Iran, Israel, Italy, Jamaica, Japan, Netherlands Korea, Kosovo, Malaysia, Philippines, Protugal, Singapore, South Africa, Spain, Switzerland Thailand, Turkey
および以下のすべての太平洋の国々 American Samoa, New Zealand, Australia, Micronesia, Fiji, Kiribati, Marshall Islands, Nauru, Niue, Palau, PNG, Samoa, Solomon Islands, Timor-Leste, Tonga Tuvalu, Vanuatu
クック諸島が加盟している国際機関は以下となります；
African Caribbean Pacific Group of States ADB Commonwealth Secretariat
UN期間: FAO, UNFCCC, UNESCO, WHO, CTBTO,OPCW, ICAO, ICC, IFAD, ILO, IMO, ISA, UNCLOS, UNESCAP, UNODC, WMO
地球規模で考えたら、とっても小さな1国ですが
今後、気候変動、海洋資源保護の場でも発言を強めていくために、
クック諸島がますます様々な国と外交関係を結び、国際社会でも認知され、存在が高まっていくことを応援していきたいと思います。
