ラロトンガ島を大いに沸かせたクイーンズバトンリレー。
あ、火ではないんだね?
と子どもたちが口にしていたのを耳にしました。
クリーンズバトンは、イギリス連邦に属する国や地域が参加して4年ごとに開催される総合競技大会である
コモンウェルス・ゲームズのためのリレーなので、オリンピックの聖火リレーとは異なります。
大会毎にクイーンズバトンはデザインが吟味され、
選び抜かれたデザインのバトンがエリザベス女王のメッセージと共に世界を巡り、
人々の団結を図ります。
時期、2018年オーストラリア・ゴールドコースト大会のクリーンズバトンは
真っ白なループのすっきりとしたデザインでした。
このデザインに込められた思いとは、、、
クイーンズバトンの枠は
オーストラリア、ゴールドコースト原産の樹であるマカダミア(もしくはマカデミア)の樹が利用されています。
マカダミアの実は先住民アボリジーの人々も好んで食し、
彼らは大地を進むごとに種を植え、自分たちのルートを記してきました。
バトン中心部は、”現在 = Present”を意味し、ステンレスで模られています。
そこにはバトンが巡る、全70の国と地域を象徴するマークが記されています。
フロント(正面部分)は、”未来 = Future”を表現しています。
ゴールドコーストの海岸に流れ着いたプラスチックゴミから作られて再生プラスチックでコーティングされています。
コモンウェルス諸国の今後の”持続可能”な発展への願いが込められています。
”これは、現代の過消費社会と進行する汚染への警告、
そして私たちの海を浄化しきれいな海を守っていくことが、
より良い未来のために今日私たち一人一人ができることを考えるきっかけとなることでしょう”
シンプルですっきりとしたデザインの白のクイーンズバトンに込められた様々な願いと思い。
モダンであり、多様性に富むイギリス連邦の各国・地域を繋ぎ、
世界中に平和と多様性のメッセージを届けながら、クイーンバトンリレーは今日もどこかの国を巡り
多くの人の手に触れられていることでしょう。
クック諸島での歓迎&バトンリレーの様子は
こちらの動画でお楽しみください。
70の国と地域、388日間、23万kmを旅するクイーンズバトンのゴールは コモンウェルズゲームズのゴールドコースト大会の開会式 2018年4月4日です。