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あけましておめでとうございます


Kia Mataora Koe i Teia Mataiti Ou! キア マタオラ コエ イ テイア マタイティ オウ!

新年明けましておめでとうございます。 今年もみなさまにとって、幸せに包まれる一年となりますように。

快晴の空、汗ばむ陽気の12月31日 日本で大晦日といえば少し特別感があるけれど、 ここクック諸島は全く、一年が終わるという気分ではない、南の島のごくふつうの一日でした。

満月に近い月の明るい光、そして、椰子の葉が揺れる音を聞きながら、 お庭で小さなキャンプファイヤーをして一年を締めくくりました。

日本より19時間遅れ、

国境線をまたぐ、お隣のニュージーランドとは23時間差。

もう、日本では1月2日の朝が始まっている中、地球上で最も遅い国の一つ、クック諸島で静かな年明けを迎えました。

新年のカウントダウンの際には、 近所のムリビーチから花火が数発打ち上げられている音が聞こえてきました。

新年。

島の西側、ラエマル山に登り、一年を始めました。

340mなので、ラエマル丘と言った方が良いのでしょうかね(笑)

実は、このラエマル山、 険しい火山の山が連なるラロトンガ島の中では唯一、まるでナイフで切り取られたように 頂上付近が平らになっています。

伝説によると、以前はラロトンガ島で一番高く、島のシンボルで、人々の誇りの山だったそう。 その噂を聞き羨ましがった、全く高い山のないアイツタキ島の侍(ウォリヤー)たちが、 ある日船に乗ってやってきて、人々が寝静まっている間にラエマル山の頂上を切り取り、 持って帰ってしまった、、、ということです。

その、フラットな頂上にたどり着くには 約10mのほぼ垂直の崖を、ロッククライミングのようにロープ伝いに登らなくてはいけません。

今までは、崖の下で躊躇していたのですが、 新年ということで、勇気を出して登ってきました。

ラエマル山、初登頂。 初めて見る、島の西側の高い視点からのビュー。

どこまでも続く海を鳥になった気分で眺め、

島の内部の山々の神様に初もうでのお祈りをし、一年がスタートしました。

帰り道、 ビーチで散歩していたら、、、

ラロトンガ島に恋して数十年、、、

まるで人魚のように暮らすノルウェー人の友人と新年のあいさつを。 週3日の出勤、プラス午後3時までの時短で働き、平日&週末、毎日ビーチに通い、シュノーケリングを楽しむ彼女。 魚のことなら地元っ子より詳しい。

かと思えば、

”この前海で泳いだのは去年の新年だったわ” と、語る首相官邸で働く、クック諸島地元っ子キャリアウーマンママ。

仕事は忙しいし、親族の三つ子の子育てお手伝いもあり、ビーチでリラックスなんて、全く無縁の一年だった、とのこと。

人は色々。

そして、人生も色々。

みな、それぞれ選択をしながら生きている。

私たちも、 クック諸島に暮らす機会に恵まれたこの一年に感謝の気持ちを込めながら

大切に日々を過ごしていきたいと思います。

今年もみなさまに

クック諸島の幸せな日々をお届けしていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

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