大晦日が近づくと、幼い頃から親族一同を行っていたお餅つきが恋しくなり、
年が明ければお節料理だなぁ。
黒豆、昆布巻き、数の子、、、
南国ながらに、少し日本が恋しくなる時期です。
時計をあまり気にせず
自然と身を任せながら日々を送っているクック諸島の人々の南国暮らし。
あまり「新年らしく」感じることができなかったのが正直な感想ですが、
クック諸島の人々にとって新年って何か特別な日なのでしょうか?
年が変わる、ということで特別感はあるようですが、
新しい年を迎えるにあたり、何か特別な行事やイベント、伝統的な行事は今のラロトンガ島にはあまりないということでした。
前週のクリスマス休暇が、
家族が集まり、プレゼント交換、特別な夕食を食べたり、教会のミサに参列する祝日として
とても大切に考えられているのとは対照的です。
新年だから、郷土料理である
土オーブンの蒸し焼き料理、ウム料理を食べるの?
と聞きましたが、特に今はそうでもないようです。
いたってふつうの日のようです。
そう考えると、
季節の節目ごとに、様々な異なる食べ物を作り・食べて楽み&感謝すて暮らす
日本の文化って素晴らしいなあ、と改めて思います。
しかし、
以前、今の大人が子供だったころ、おじいさん・おばあさんのころには
やはりウム料理を親族総出で作り、みなで食べていたということです。
人々の生活&マインドがすこしモダン化して、この伝統が薄れてきているのかもしれません。
でも、
クリスマス・新年のお休みは、
いつもはニュージーランドやオーストラリアで暮らす
家族、親族が集まったり、一族のリユニオンの集まりがあったりと
何かと地元のの人たちにとっては、”大人数が集まる機会”が多いようで
ドライブをしていると庭に大きなテントが張られている光景を目にします。
大人数が集まると、
やはり庭に穴を掘り、石を焼き、肉&野菜を土が間に入れて数時間。
ウム料理が蒸されます。
散歩中によく見かける、ガーデンを元気に走り回る子豚たちも、
そのうちにウム料理に入れられるんだなあ、と思う島生活1年となり、人々の生活のサイクルが少し理解できるようになりました。
結論としては、
クック諸島のお正月、新年はまるで普通の日のよう。
快晴の空。
まさに海日和の暑い日だったので、みんな午後にはビーチに集まり
海に浸かり身体を冷やしながらおしゃべりしたり、
茣蓙をひきビーチでゆっくりと過ごす姿があちこちでみられたのどかな、いつもと同じ週末の日々のような新年休暇でした。