今年の干支は戌ですね。
南国のクック諸島のお正月は、今年の干支なんて感じたりすることは全くないのですが、、、
今日は干支の犬にちなんだお話を。
クック諸島の首都アヴァウアが置かれるラロトンガ島。
たくさんの犬が暮らす南国です。
そして、
犬も見惚れるほどの美しいラグーンに囲まれた島です。
お庭、ビーチを自由に歩き回り
生き生きと暮らす犬たちは、まさに幸せそう!
飼い主であるクック諸島の人の体型とマッチするかのように
痩せ型の犬は少なく、どの犬もしっかり、ずっしりとした体つきで、いかにも幸せオーラが溢れています。
恐らく、
島の人たちの残りの食べ物、たくさんの肉類の食事を分けてもらっていて
栄養満点、いや過剰気味な食生活なのでしょう。
ホテルの周辺、ビーチを散策していたら
犬”たち”が近づいてきたり、取り囲まれて少し怖かったです、という声も観光客の方から聞いたことがあります。
確かに、犬一匹ではなく、
しかも体の大きな犬たちに取り囲まれてしまったら、少しびっくりしますね。
でも、ご安心ください。
多くのラロトンガ島の犬はフレンドリーです。
ここクック諸島では、犬は放し飼いとされている場合が多く、鎖に繋がれた犬を見かけることはとても珍しいです。
野犬のように見えますが、
その証明としてビーチ・犬で見かける犬たちもそのほとんどが首輪をしています。
その首輪には、名前が記されたタグが付いていますので、
顔を撫でてあげる時に確認もできるので、名前で呼んであげるとわんちゃんたちも
あら?何で知っているの?っとびっくり!
さらに仲良くなれるかもしれませんね。
どの犬たちも自分の家、そして周辺の縄張りを見回りながら、遊びながらも、
”オーナーの敷地への部外者の侵入から守る義務”をしっかりと遂行しているように見受けられます。
その途中で
私たちに挨拶してくれたり、友だちの犬たちと遊んだり、海を眺めたり
時には海に使って泳いだり、
クック諸島の犬たちは本当に自由に、楽しそうに生きています。
クック諸島に初の動物病院ができたのは1995年のこと。
そして、昨年末に長年、島の動物たちのケアをしてきた 慈善団体The Esther Honey Foundation、通称エスター・ハニーの動物クリニックが閉鎖しました。
海外からら交代で赴任してくる、ボランティア獣医さんたちにより運営されてきた団体。
今までに、
4万5000匹の動物たちの治療をし、1万7000匹の犬の不妊治療をしてきたということ。
無償で。
ラロトンガ島が
元気でフレンドリーな犬たちで溢れている理由は、このエスター・ハニー病院の存在ゆえだと思います。
いままで、ありがとうございました。
そして、その活動は既に異なる団体にて引き継がれているので、今後も島の犬たちは元気でいることができるでしょう。
ムリビーチを散歩していると、
かわいい子を見つけました。
あ、ここにも。
また、いました!
ビーチ散歩をしながら、のびのびとしている犬たちにも会える
ムリビーチ外れの夕方の風景でした。
海外で犬といえば狂犬病が心配になりますが、
クック諸島では近年はあまり発生していないということです。
ご安心ください。
でも、時には襲ってきそうな勢いの犬もいるのは事実なので、
噛まれないように十分に注意してく、島の散策をお楽しみくださいね。