ラロトンガ島の亜熱帯のジャングルを抜け、
原生林と小川の流れるハイランドを進むクロスアイランドトレック(島縦断トレッキング)は
島のエネルギーとネイチャーを全身で感じる、最高のアクティビティです。
1時間の山登りの道のりは
所々ロープを使い崖を登ったり、手をつきながら支えて行く道もあるまさにジャングルルート。
このクロスアイランドトレッキを
33年間リードして、世界中からの観光客を案内してきたのが国の誇る、生きた天然記念物のようなパさん。
のべ7万5,000人以上の観光客、そしてメディアクルーたちを
ラロトンガ島の聖地テ・ルア・マンガ、通称ザ・ニードルへ導いてきた。
その回数は5,000回。
そんなパさんも、70歳を越す高齢となり
”ややスローダウン”した生活をするようにとドクターより助言が入りました。
そして、今年5月中旬に正式にクロスアイランドトレッキングガイドとしてリタイヤ。
彼の後継者として、甥にあたるブルースさんが、引き継ぐこととなりました。
この4年間、パさんと共に時間を過ごし、
共に幾度もクロスアイランドトレックを歩き、ラロトンガ島の自然、歴史、について学んだブルースさん。
「大きな靴を履いたような心地です。これから靴を経験と知識でいっぱいにしていきます。
ハイキングは好きなので、今後もパおじさん(アンクル・パ)を受け継ぎ、できるだけ長い間継続して行きたい」
と、語るブルースさんは現在37歳。
3人の子どもの父親。
ファミリービジネスの傍ら、
毎週月曜・水曜・金曜と世界中から集まる観光客をラロトンガ島のジャングルの中に案内します。
そのガッチリとした体つきからも分かるように、
ブルースさんは、元クック諸島代表ラグビー選手。
2006年サモアで行われたサウス・パシフィック・ゲームにて銀メダル獲得がラグビー選手としての一番の思い出だという。
そして、知られざる一面は
12歳の時にクック諸島のその年のベストダンサーを選ぶ、ダンス・オブ・ザ・イヤーのジュニア部門で優勝したという経歴もあります。
その時海外遠征に出かけるダンスグループのメンバーとして選ばれ、
クック諸島を紹介するためにヨーロッパとアメリカを周遊し、各地でダンスを披露する遠征に出かけたとのこと。
小さな島で生まれ育った自然児の少年にとっては、目にするもの全てが新鮮で
世界に目を向ける大きなきっかけとなったということです。
ブルースさんガイドのクロスアイランドトレック(ラロトンガ島島縦断トレッキング)は、
毎週月曜日、水曜日、金曜日の週3日開催。
通常朝の9時前後にピックアップされ、1時ごろに歩き終える午前中のアクティビティです。
ホテルからの送迎、歩いた後にサンドイッチ付き。
ラグーンを見ながらビーチでのんびりとするバケーションも良いですが、
ジャングルの中を歩き、山の上からまるで鳥のような気分で遥か見下ろす大海原も最高です。
クロスアイランドトレック、ぜひご参加ください。