パさんは、常に島で育った葉や花を身にまとい、まるで森からのエネルギーを体内に取り入れ、蓄えているよう。
ラロトンガ島のあらゆる山に登り、薬草やハーブを理解する”山の仙人”のイメージがあります。
が、
実は、少年時代は水泳の大会に出て表彰されるほどの名スイマーであり、
サーフィン大会で活躍するヒーローでもあり、”海の男”としての一面も知られています。
パさんの有名なストーリーが本となり
クック諸島の子どもたちにも語り継がれています。
その本の題名は;
パとイルカたち ラロトンガ島のヒーローパが故郷のタヒチに帰る本当のストーリー
Pa and the Dolphins - A true story of Pa, Rarotonga Hero and His Return Journey to Tahiti
本の内容をご紹介します... ...
クック諸島の人々、古代のポリネシアの人々は
帆船に乗り星に導かれて、タヒチからクック諸島に到着したと言われます。
パさんの家族も、祖先を辿るとタヒチ島にたどり着くようです。
自分のルーツを求めて、祖先たちが住んでいた島に戻る(リターンする)という気持ちを込めて、
フレンチポリネシアのモーレア島からタヒチ島の間を泳いで渡ろうと決心しました。
その距離22km。
波の荒い外洋です。
今でこそ、海、川、湖など、自然の水の中で行なわれる長距離の水泳競技
オープンウォータースイミングが注目を集め、オリンピック競技に含まれるようになっていますが、
1985年当時はまるで無謀なことのように人々は捉えていました。
そんな中、
テレビの中継ボートが伴走し、サポートする形でパさんの大挑戦が始まりました。
良いスタート、
順調に泳ぎ進む中、突然サメがパさんを襲いかかろうとしていました!
は!と気がついたら、パさんはイルカたちに取り囲まれ、まるでサメから囲い、守るように一緒に泳ぎ進んでくれました。
信じられないような突然の出来事、
パさんは自分の先祖たちがイルカになって自分を守ってくれたのではないか、と感じたということです。
もちろんパさんは無事にタヒチ島に到着。
イルカたちにお別れをし、大歓声に迎えられたということです。
未だかつて、この海を泳ぎ切った人はパさん以外にはいないと言うことからも、
パさんの英雄伝説となっています。
このPa and the Dolphinsは子ども用の絵本の挿絵はアーティストであるパさんの奥様が描かれたもの。
ポリネシアのストーリーに触れ、あたたかさが伝わってくる内容になっていますので、
ぜひクック諸島のお土産にされてみてはいかがでしょうか。