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小学校「星の課外授業」 未来のナヴィゲーターを目指せ!


ニュージーランドNGO団体の強力で、クック諸島に移動式プラネタリウムが期間限定でやって来ました。

空気で膨らましたドームの中でプラネタリウムが見れてしまうという活気的なシステム。

まずは、東西南北の方角を学びます。

中心にヤシの実を置き、「ここが僕たちの住む島」だよ、と。

そして、東西南北に一つずつ石を置いていきます。

East, West, South, North、と英語ではなくて、マオリ語で東西南北を習っていました。

彼らマオリ人にとっては、スターナヴィゲーションは伝統的な先人たちの知恵、知識、能力。

だから、自分たちの誇りと伝統を保つために自分たちの言葉を理由するんだなあと、少し納得。

先生が言った方角の石に集まるゲームをしながら、生徒たちは東西南北を短に学んでいました。

「太陽が昇る方角は?」

「太陽が沈む方角は?」

「タヒチはどちらにある?」

「ニュージーランドはどこ?」

少しづつ難しくなって来ましたね。

そして、東西南北の間にもう一つづつ石を置き、8方向を習います。

これも、マオリ語で。

北東、南東、西南、北西、紛らわし方角も、ゲームを交えて、アクティブに楽しそうに学ぶ子供たち。

理解できたところで、次は、いよいよドームの中に入ります。

「帆船に乗り、海を渡って来た私たちの祖先たちは、

星を理解することで自分たちのいる場所を把握し、進む方向を定めて進んで言ったんだよ」

灯りが少ないこともあり満点の星空が広がるクック諸島。

南半球のおきまりの、南十字星ももちろん綺麗に見えます。

「南十字星は、航海者たちに”真南”を教える大切な星なんだよ」

南十字星とニセ十字の見分け方は、ポインターと呼ばれる2つの明るい星が目印。

ポインターに指されている方が南十字星。

ニセ十字の方が本物より一回り大きくなります。

南十字星と、その右隣にある明るい星に各手をかざし、パンっと中心で手を合わせ、水平線に下ろす。

そこが真南だよ。

南が分かったら、もうその他の方向が分かるでしょう。

自分たちがどの方向を向いていて、

どちらに進んでいるか。

南十字星の十字が縦向きになった時、

水平線との距離ので自分たちのいる経度が分かり、まだ南に進むのか、より北に向かいのか、など判断できたという。

周りが360度海に囲まれていた時も、

ポリネシアの人たちはしっかりと自分の位置を理解し、進む方角をしっかりと定めて進んでいたということとが分かる。

新たな大きく豊かな大地を求めて、ポリネシア人たちが旅だったニュージーランド。

その目印の星は、ポリネシアの海の神様マウイが持つ錨(イカリ)の形に例えられる星座。

イカリが水平線とぶつかるところに、ニュージーランドが横たわっている、とのこと。

海の神様マウイが持つイカリが星になり、その星たちに導かれた先には

ポリネシアマオリ人たちが大冒険の末に定住したニュージーランドがある。

出来すぎた神話の中の話のみでなく、

海、大地(島)、星、神、全てがまるで繋がり存在し、それを全て完璧に理解し、

使いこなしているように思えるポリネシアの人々の知識に再び感動させられました。

以下は、ポリネシア人たちが進んだと考えられているマイグレーションマップ

今夜は、早速、星空を見上げ、

真南を探して、星空から東西南北を教えてもらおうと思います。

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