Pacific Resetとの政策で、今年3月にクック諸島を訪問したジャシンダ・アーダーン首相。
美しい容姿、そして素晴らしいスピーチで人々を魅了したことは記憶に新しいです。
37歳。
世界最年少の女性の一国のリーダーです。
そんなアーダーン首相が先週、
6月21日に女の子を出産し、6週間の産休に入ったというニュースが届きました。
3月のクック諸島訪問時には、
妊娠中にも関わらず、暑さの中、分刻みの忙しいスケジュールを笑顔でこなしている事も
人々の心を掴んでいました。
現職の首脳が出産するのはパキスタンのブットー首相(Benazir Bhutto、1990年)に次いで、世界で2番目ということ。
37歳、女性の首相が、夫ではなく、ボーイフレンドとの子ども産んで、職務中に産休をとる。
そんなことが日本の社会ではいつか起こり得ることがあるのだろうか、とはふと思ってしまう。
同年代の女の一人として、そして同じく子育てをしながらフルタイムで働き続きている一人として
世界中の女性と同じく、私もアーダーン首相を応援している。
子育てと仕事、
両立は困難なこともたくさんあるけれど、可能な社会が望ましいし、あるべき。
リーダーとして実体験し、両立ができる社会を作るためにも!
これからArdern首相は6週間の産休を取り、
その間Winston Peters副首相が首相代行を務めるとのこと。
しかし、全く首相任務をしないわけではなく、閣議文書など署名が必要な仕事等は自宅で行うとのこと。
こちらクック諸島、
私の同僚も、6週間の産休を終えて先日復職しました。
休憩時間には自宅に帰り、授乳しています。
彼女の顔からは幸せが溢れ出ています。
ひとりの母。
ひとりの女性。
ひとりの働く会社員。
そしてアーデーン氏は、一国の党首。
彼女の仕事とプライベートの両立を世界の人々が見守っています。
働く女性として、これからも応援し、注目していきたいと思います。