庭を歩いている時、不意に蜂に刺されてしまいました。
私が蜂に気がつく前に、刺されていました。蜂も私にびっくりしたのでしょう。
痛っい!
そんな私を見て、とっさに娘が隣の家の庭に走り、
プルメリアの花と葉っぱを採って来てくれました。
プルメリアは、英語名Frangipani。
クック諸島では、ティパニと呼ばれます。
国内線エアーラロトンガの尾翼にも描かれている、南国を代表する美しい花。
甘い香りは香水やオイルに利用されます。
その花や葉を採った時にぎゅっと滲み出てくるミルクのような、ネバネバとした樹液。
その樹液を蜂に刺された場所に塗るのが島っ子たちの伝統的な治療薬です。
学校で習ったのか、娘もそれを知っていて、私がお願いする前に取りにいってくれたのはありがたい。
そして、島生活も3年になり、迷わずティパニの木がどこにあるかを把握していることもさすが。
12月から3月まで続く、南国特有の雨の多い季節。
島の緑がいっそう鮮やかになり、色とりどりの花々が咲き乱れる私の好きな美しい季節。
でも、その花を求めて蜂も活発に行動する季節でもあるので、十分な警戒が必要です。
痛みと腫れに苦しみながらも、
クック諸島の南国生活もすっかり板について来たなあと嬉しく思うこの頃です。