2017年9月に不意の火事により焼けたクック諸島に残った唯一の伝統的な帆船マルマルアトゥア号。
寄付金を募ったり、多くの人たちが修復に関わるボランティア労働を行い、ようやく修復が完成しました!
一年半年振りに、属する海に浮かぶマルマルアトゥア号を見て、
クック諸島関係者の多くが涙を浮かべました。
そして、待ってました。
昨日、14名のクルーと共にNZオークランド港を出発しました。
目的地は、もちろんクック諸島、ラロトンガ島。
ホームです。
天候状態に左右され、約3週間の船旅になるとのこと。
クルー達は、船上でキャプテンから伝統航海に関するトレーニングを受けながら、
ローテーションで舵を取り、星や自然のあらゆるものを頼りに方向を定めながらの日々を過ごします。
マルマルアトゥア(Marumaru Atua)とは、「神の保護・ガイダンスの元」にという意味のクック諸島マオリ語。
帆船マルマルアトゥア号、そしてクルーたちが天候に恵まれ無事にラロトンガ島に到着しますように。
南西の海を眺めながら、大海原に浮かぶ帆船のイメージ、
クルー達が見ているであろう景色に想いを馳せながら、私もこれから3週間過ごすことになるでしょう。
「マルマルアトゥアがラロトンガに戻ってくる航海のクルー募集中だよ!一緒に行こうよ!」
「え〜、3週間以上も休み取ること不可能だよ」
そんな冗談のような会話をしたことがつい最近のように思える。
たった3週間、されど3週間。
今マルマルアトゥアに乗っているクルー達は、羨ましいぐらいのワクワクする貴重な体験
Once in a life time experience! をしている...
長い人生、3週間余り帆船に身を任せ、大海原を旅してみるのもありだな。
休みを取り参加することができなかった自分が悔やまれます(涙)