ラロトンガって?聞いたことがるけれど... ....
トンガ?(トンガ王国のこと)
ランギロア?(フレンチポリネシアにあるランギロア島のこと)
とは、南太平洋に少し詳しい人にはよく間違われます。
ラロ=果て、トンガ=南、
ポリネシア人が帆船で旅し、タヒチ&サモアから更に南の果てを目指して航海したところに位置する島だから「ラロトンガ」。
先日お話しした、「トゥムテヴァロヴァロ / Tumu Te Varovaro(音が生まれる源)」という古来の呼び方に合わせて、
ラロトンガ島には「ヌクテレ」という別の名前もあります。
Nukutere = ヌクテレ
その1「浮く島」という意味。
昔、ポリネシアの人々は、遥か南に位置する豊かなラロトンガ島のことを伝承で伝え聞き、知っていた。
でも、その島へ無事に帆船をナヴィゲートし、たどり着くことはなかなかできなった。
まるで、ラロトンガ島は、浮いて海を漂っているように存在しているようだ。(よってたどり着くことは困難)
よって、Floating Island = 浮いている島という呼び名がつきました。
その2「移動する集団」という意味。
Group of voyaging people
多くのカヌーが、到着し、そして旅発っていった中継地点の島。
カヌーは様々な場所に行き来していたけれど、目指したのはアオテオア(ニュージーランド)
帆船に乗った数十人の集団(一族)が、次々と行き交う島から由来しヌクテレ。
歴史に理解を深めると、日々何気無く見ている風景も
更に意味深いものに感じられる島暮らしです。