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マオリキングがクック諸島に来る!?! マオリ族の王様

  • 執筆者の写真: Sakiko
    Sakiko
  • 2019年8月23日
  • 読了時間: 3分

更新日:2021年1月26日


「マオリキングがラロトンガ島に来るらしいよ!」

「えー、私も一目会ってみたいわ」

そんな、会話がよく聞かれるこの頃。

マオリキング / Maori King。

かっこいい響きの名前。

人気グループかな?有名俳優かな?

あまりにも多くの人々が呟いているので、調べてみました。

Maori King、要するに「マオリ王」は、ニュージランドの先住民族マオリの人々の酋長の地位のある王とのこと。

King = 王と名乗って入るけれど、ニュージーランドの国からは公認された地位ではないということ。

ちなみにニュージーランドの元首はエリザベス2世女王(英国女王)です。

しかし、国民の約15%をしめる、マオリ系の人々の間では絶大な権威を持つとのこと。

クック諸島は地区・部族ごとにアリキ/Arikiという酋長タイトルの人が、15の島で合計24人いるけれど、

ニュージーランドはマオリを代表してたった1名ということ。

その重要さが伝わって来ます。

正式なお名前は、Tūheitia Potatau Te Wherowhero VII

ツヘイティア・パキ、第6代のマオリ王。

2006年8月に在位し、翌年2007年には日本の天皇皇后両陛下にも面会したとのこと。

日本もニュージーランドの先住民マオリの王を認知はしていること、嬉しく思いました。

以下写真は、ラロトンガ島のとあるアリキ(酋長)さんのパレス。

そもそも、マオリ王というタイトルが生まれたのは、イギリスの植民地化に反する動きが発端だという。

1850年代に、先住民族であったマオリの人々の土地は急速に奪われ、生活は厳しくなる一方であった。

イギリスの王に対抗して、自分たちもマオリの王を戴き、マオリ族のアイデンティティーの象徴・結束を図ろうとしたことが発端という。

植民地政府としてみたら、先住民族たちの反乱・抵抗とみなしていたため、恐らくその歴史があるからこそ

今でもニュージーランド政府はマオリ王を公認していないのかもしれないと感じました。

とにかくも、マオリ族の王様、マオリ王という人がいることを知ることができて良かった。

そして、そのマオリ王が来週、初めてクック諸島を公式訪問するという。

第6代のマオリ王ツヘイティア・パキのご先祖様はアイツタキ島にルーツをもつ。

1435年、ラロトンガ島のアヴァナ港を出発して、ニュージーランドを目指した7隻のポリネシアンカヌー。

そのカヌーの1隻、Tainuiに乗っていた人々の祖先という。

よって、この公式訪問は、マオリ王自身がまさに自分のルーツの故郷に帰る、ということ。

逆に、クック諸島の人々にとっては、はるか昔に勇敢に海に旅経った一族を迎え入れるという、意義もある。

とまあ、色々な意味でマオリ王のクック諸島の公式訪問は大変重要なことのようです。

どんな歓迎イベントが行われるか、楽しみにしています。

今日も、ラロトンガ島は快晴、ザトウクジラを探すには絶好の天気です。

オススメは島の西側、ブラックロックです。

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