クック諸島で一度は食べて欲しい料理は、イカマタ。
イカ/Ika = 魚、マタ/mata = 生、直訳は「生魚」
通常はマグロのお刺身をライム(レモン)の汁で漬け、
サラダとココナッツクリームで和える島っ子大好きの料理。
各家庭で秘伝のレシピがあり、皆こだわりのコツがあるよう。
「あのママのイカマタは美味しいよ」と、噂となり、
レストランでも、イカマタが美味しければ、他の料理も絶対に美味しい!というお墨付きの料理。
シンプルだからこそ、素材の味が大切。
新鮮なマグロが必須なことはもちろん、そして丁寧に本物を使うことも大切。
とある日本の世界各国の料理の本で、クック諸島の料理が紹介されていたと知人が教えてくれた。
メニューはイカマタ。
「南の島のマグロの食べ方」と紹介されていただけでも驚いたのに、
作り方を見て、さらにびっくり。
「ボウルに材料を全て入れて、混ぜ合わせる。」
っえ?これだけ?
ちょっと違うのでは?
これには、クック諸島ママたちは大反対!
ということで、
今日は、クック諸島のママたちから聞いた、イカマタの作り方を紹介します。
3つのコツは;
・新鮮なマグロのお刺身を使うこと(少し古いものの場合は海水に漬ける時間を長くする)
・ライム汁に漬けるタイミングが仕上がりを大きく左右する
・ココナッツクリームは、ヤシの実から摩り下ろした新鮮なものを。一手間かけよう!
既存製品のパッケージの味は島っ子には絶対にNG!
イカマタ レシピ
マグロのお刺身 400g 1.5 - 2cmのサイコロ型に切る
フレッシュココナッツクリーム 200ml (既存製品を利用する場合は砂糖を加えてないもので代用)
ライム汁 50ml
野菜&ハーブ 小さく刻む (きゅうり、トマト、オニオン、パプリカ、人参、チャイブなどお好みで)
塩
海水(もしくは食塩水)に、サイコロ型に切ったマグロのお刺身を約30分漬ける (少し古いマグロの時は少し長めに)
海水をしっかりと切る
ボウルにマグロとライム汁を入れ、冷蔵庫で冷やしながら味を染み込ませる (表面が少し白くなるぐらい、30分から1時間)
野菜とハーブ、ココナッツクリームを入れて、塩で味を整える。(ライム汁が多い場合は切る)
しっかりと冷やして召し上がれ
私もレストランでよくこのイカマタ注文します。
当初はココナッツクリームは苦手意識があったけれど、今ではクリームを味わうまでになりました。
メインディッシュとしても、サイドディッシュとしてもOK
島のレストランでは、タロイモやキャッサバのチップスが添えられてサーブされることが多いです。
Bon Appetit!
Comments