多々議論され、反発もたくさんあったヘルメット着用義務化。
コロナウィルスの影響で物流が遅れ、ヘルメットの輸入が間に合わない。
そして中国から届いたヘルメットも身体巨大なクック諸島人にはサイズが小さく頭がはまらない、首が閉まらない、などなどの理由で約3ヶ月間のの猶予&延期期間が与えられましたが、
いよいよ明日、10月1日から施行開始です。
“No exception! 例外はありませんよ!”
と、警察も最後の啓蒙活動を頑張っています。
数回繰り広げられた首都のデモパレード、
首相官邸のゲートでのデモ、そして国会の前での抗議パレード。
反対の人々も色々と頑張りました。
でも、政府、警察、そして首相は考えを貫きました。
「私が首相を務めている間は、もう国民をバイク事故で失いたくない」
この首相の一言が、決め手になったのではないか、と私自身は感じています。
写真はマウイとモアナに囲まれ嬉しそうなヘンリープナ首相。
ヘルメットは万が一、事故が起きてしまった時、確かに命を守る。
データがしっかりと示している。
それは、誰のためでもなく、自分自身の命を守る。
そして、大切な家族、親族、友人、皆を悲しませずに済む。
のどかな島にとっては大きな変化だけれども、
それはみなの命を守り、他の国では当たり前のヘルメット着用というルールを導入しただけ。
頭に花の冠をかぶり着飾って出かける島のママさんたち、
ママの背中にしがみつき二人乗りで学校に向かう島の子どもたち、
ちょっと50m先のお店まで行くのも、
裏庭の豚に餌をやりに行くときも、
何時もヘルメット着用が義務だよ!
今までの当たり前の島の光景がガラッと変わると想像します。
政府も、ソーシャルメディアでがんばって啓蒙活動中。
今朝、家の前を通るバイクを観察したところ、
10台中9台がしっかりとヘルメット着用していました。
ポジテイブです。
今度こそは、変わりそうです。
明日から始まるラロトンガ島のニューノーマル。
コロナウィルスの影響ではないけれど、時代は何時も移り変わるんだなあと、しみじみと感じました。
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