コロナウィルスの影響が世界で続く中、移動規制&ソーシャルディスタンスのニューノーマルとなり、
ロックダウンという表現にもあまり驚かなくなったこの頃。
感染者が確認されていないラロトンガ島では、
毎年恒例の31km島一周マラソン大会が予定通り繰り広げられました。
2020年9月19日土曜日
今年で43回目。
大会始まる1ヶ月ぐらいまで、
毎年参加していたニュージーランドのマラソンファンたちも、
いつクック諸島への旅行ができるようになるか、と首を長くして待っていた様子。
今年はギリギリ行くことができるか、もしくはやはり来年までお預けとなるか、
とドキドキの日々が続いていました。
残念なことに、
「クック諸島人と、滞在&労働許可書保持者のみの入国を認める」という方針が継続することが確定し、
今年の大会は、地元参加者のみのコミュニティーレースとなりました。
島1周31kmレース、3人で島一周リレーレース、10kmレース、などのカテゴリーに
合計317人のエントリー。
日中暑くなる島の天候を考慮して、暗闇の中、5:30amにレーススタート。
真剣アスリートたちは、ヘッドライトを付けて、あっという間にアバルア市内を駆け抜ける。
私たちは、ウォーク(歩く)部門にエントリーで、いちに、いにちと腕を振りながら、
少しおしゃべりをして楽しみながらスタート。
アバルア市内を抜け、反時計回りに1周31kmのコース。
滑走路2,300mのラロトンガ空港横の海沿の道を通り過ぎた頃に朝焼けが始まり、
ニワトリたちの鳴き声と朝靄に包まれた道を進む。
2-4km毎に設置してある給水所では子どもたちががんばれー、と声をかけてくれ、
通り過ぎる車からは皆クラクションとともに応援してくれる。
いつもは車で駆け抜けてしまう道を周りの景色を見ながら自分の足で歩くのも良い経験。
今年のゴール記録は2時間35分22秒
真剣ランナーの彼らは、私たちのように風景を楽しみ、
島の夜が明けて行くのを感じながらのレースとは異なる経験だろう。
今年は、12歳の娘も、「私参加する!」と最初から意思が強かった。
20キロを過ぎた時点から、足の疲れと直射日光が強くなり、
何度も途中棄権したいと口にしたが、知り合いが車で通り過ぎるたびに声援を送ってくれ、
ゆっくりゆっくりなんとか足を止めずに歩き続け、満足の笑みでゴールすることができました。
今年の31kmレースの最年少参加者、最年少ゴール記録ということでした。
よくがんばった!
おめでとう。
31km感想で、たくさんの人に激励してもらい、いっそう自信がついた経験となりました。
来年、2021年の大会開催日もすでに確定しました。
2021年9月20日から26日。
メインの島一周レースは9月25日の土曜日。
その頃までには、コロナウィルスの影響が治り、クック諸島の国境が再びオープンし、
世界中の国々からランナーたちを迎えることができることを今から願っています。
コロナウィルス感染者ゼロのクック諸島は、
ポストコロナの日々に安心して旅行できるディスティネーションの一つになると願っています。
旅に出たい!
旅行ができるようになったら海外マラソンを実現したい!という日本のランナーの皆さま、
今から体力つけて、計画しませんか?
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