子どもが常に主役 クック諸島の学校生活

年間を通してたくさんある学校行事の中でも特に興味深く、

親の一人として関心するイベントの一つが、子どもによる保護者参観。


ここでは、スチューデント・コンフェレンス( Student Led Conference)と呼ばれます。


毎年、学年末の12月初旬に設定される、日本の学校だと保護者会に当たるのかなあと思う。

この日は子どもたちが保護者をクラスに招待し、1年間の成果を伝える日。

先生たちが親に対して「私たちは子どもたちにこんなこと教えました」という

先生から保護者への伝達報告会ではなく、

「私/僕は、こんなことを学んだよ。こんなことが出来るようになったんだよ」と、

子どもが直接保護者に伝えるというのが目的。


そう、クック諸島では、主役は子どもたち。

子たち自身が、何を学んだと理解し、それをどう感じたのか。

授業の内容はどう思い、どのプロジェクトが心に残っているのか、などなど。


今年のStudent Led Conferenceの日、

娘の机の上には、コンピューター1台&ファイルが1冊。


チョコレートとスナックが隣に置かれ、リラックスした雰囲気。


自分で作成したパワーポイントプレゼンテーションを誇らしげに開き、

ページを進めながら彼女のストーリーが始まりました。


1年間にやった授業の中で一番力を入れて取り組んだこと、一番思い出に残っていること、一番上手に出来るようになったこと、もっとも得意になったこと、などを話してくれました。


説明しながら、1年間の様々な学習成果、プリント、アート作品、

クイズなどが挟まれているファイルをめくり

その実際の成果&作品を恥ずかしそうにしながらも、自慢げに見せてくれました。


「これをやったんだよ。上手でしょ」と。


娘は、亀のリサーチプロジェクトを一生懸命やったとのことでした。

亀の種類、見分け方、食性、クック諸島にいる亀のことについて理解し、

最後には亀の絵を見えてくれました。

海が好きな女の子らしく、好きなことを追求できる学習、良いなあ。


一度に3−5家族がクラスに集い、

教室の4方向に設置された机で個々に子ども達が発表する様子を担任の先生は、教室の横でそっと見守る。


”自分の教え子達一人一人がしっかりと自分たち自身の言葉で、

1年間の学びと成果を保護者に説明する立派な様子は、まさに成長を感じるわ。

私自身にとり、子ども達一人一人がとても誇らしげに思え、とても感傷的なひと時だった”と、

後に語ってくれました。


海の音に元気付けられ、島の子どもたちは大きく育っています。