テマエバヌイ祭2021 感染者ゼロの国いち早く開催決定

今年はやりますテマエバヌイ祭り。


既に、文化省がソーシャルメディアで宣伝しています。

各チームの皆さん、準備を始めてくださいね、という暗黙のメッセージを含めて。

世界でも稀な感染者ゼロの国の状態を奇跡的に保っているクック諸島。

ソーシャルディスタンスを含めて、日常生活においてコロナウィルスによる規制はありません。


早々、この時期に正式に宣言できるなんて、本当に恵まれています。


2021年テマエバヌイ祭り&建国記念日のイベント(8月4日)

期間:7月30日から8月7日



今年のテーマは、ゴスペル。


"TE TAMA 'U'A A TE 'UI ARIKI TE EVANGERIA"

"The Gospel - The beloved child of the Chiefs"

私たちは島の伝統的なリーダー、Ariki(首長)たちの愛する子ども達

国で初めてに宣教師が到着し、伝道活動を開始したのがアイツタキ島、1821年。

今年が記念すべき200周年記念。

敬虔なクリスチャンが多いクック諸島人たち、

日々の暮らしでもお祈りがしっかりを根付いている島の人々にとっては、

とても大切な意味を持つテーマだと思います。


2021年中に、クック諸島が海外の旅行者に国境を開くことはおそらく難しいと予想します。

感染が抑えられているニュージーランドの人々だけは、この数ヶ月、

いや半年ぐらいの間に入国できるようになるかもしれない、、、でも今の所は一切未定。

2020年3月に閉じた国境は、もしかしたら1年半、いや2年継続するかもしれない、

というのは外れすぎた予想ではないかもしれません。


こんな状況になるとは一体誰が想像したでしょうか。



2020年は私たち、世界中の人々にとって良くも悪くも忘れることのできない年となったと思います。


コロナウィルスの影響により、各国が次々と国境をシャットダウン。

全世界で次々とイベントがキャンセルになりました。

思い起こせば、2020年2月に開催予定されていた東京オリンピックのホストタウンの交流イベントに

クック諸島を代表して招待されていた

ミスクック諸島のタージャさんの来日が直前に中止になったことが始まりで、

クック諸島の学校が休みになり、日曜日の教会も禁止、

ソーシャルディスタンスを保つことが必要となりコンタクトスポーツもしばらく禁止。


国中の人々が一番楽しみにしている8月4日の独立記念日に向けたテマエバヌイ祭りのイベントも

始まって以来55年間で初めて中止となりました。

始まりは1965年、8月4日、独立を記念した盛大なお祭りが開催され、

その後毎年独立を記念したセレモニーとして引き継がれました。

そして2001年、自分たちの誇りを受け継ぐイベントとしてふさわしい名前にしようと、

「The Great Celebration」を意味するクック諸島のマオリ語名称として

「Te Maeva Nui」と、一連のお祭りの名前が変更となったという歴史があります。


振り返って見ると、8月頃までには感染者ゼロが宣言され、

私たちの生活も普通に戻っていたのでテマエバヌイ祭り自体は開催することは

可能だったけれど、よく話を聞いてみると

”準備する時間がなさすぎたからショーを完成させる時間がなかった”

ということです。


テマエバヌイお祭りはただのダンスショーイベントではありません。

各村、各島のチームたちが、それぞれ詩を書くことから始まり、それに音&リズムをつける。

テーマに合った島の物語を再現するために、

詩を書く前にも島の伝承ストーリーに耳を傾けるために長老を訪問したり、リサーチしたり。

振り付けを考え、ダンスの練習は数ヶ月、夜な夜な続きます。

そして衣装も独自のデザインを考え、一から手作り。

それはフラのスカートを作りために、山に入り木を切り皮を剥ぐという作業から始まる。



莫大なアイデア、労力、そして時間をかけて作り出される芸術作品。

老若男女、自分たちができるパートで関わる。

各島&各村の伝承文化の継承作業が実際にこのテマエバヌイ祭りの準備の行程て繰り広げられている、と言ってもいいと思う。


だから、政府が来月にテマエバヌイを開催しますよ!とヒョイっと発表しても

「そんなの準備ができない!」

ということになるため、昨年は中止となりました。


今年は、5ヶ月前に早くも発表。

各チーム毎に作戦会議が始まっていることと思います。

国境が閉まっているいま、人々は例年より集中できる環境。

さらにローカル色を強く表現するのでは、とは想像します。


どんなイベントとなるか今から楽しみです。